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京都工芸繊維大学サテライトラボラトリー
株式会社ビーエムジー

事業分野

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新規医療用癒着防止材の実用化に向けた研究開発

概要

生体組織の癒着は、創傷治癒の一部として必要不可欠な面を有しますが、本来癒着するべきではない組織同士の癒着が問題を引き起こすため、これを防ぐ目的で組織同士の間に物理的なバリアを設けることが癒着防止材の開発コンセプトとなります。
現在臨床の現場では、米国製の癒着防止材(原材料:ヒアルロン酸ナトリウム+カルボキシメチルセルロース)が最も多く使用されていますが、分解速度が速い、組織との接着力が弱い、内視鏡での使い勝手が悪いなどの問題点があります。
我々が開発するLYDEX®は、医薬品及び食品添加物を出発原料としており、それぞれに簡単な修飾を施して得られる2種の成分から構成されています。また、LYDEX®(粉末タイプ)は、局所に塗布し水分を滴加することで瞬時にゲル化・接着するため、内視鏡下でも簡便に操作でき、さらには成分組成などを変えることにより生体内でのゲルの分解時間を調整できることから、従来の製品に代わる癒着防止材としての用途開発を進めています。

参画機関

株式会社ビーエムジー

注目すべき技術等

優れた安全性

LYDEX®は、既に安全性が証明されている高分子の医薬品原料であるデキストラン及び食品添加物であるポリリジンを出発原料としており、それぞれに簡単な修飾を施して得られるアルデヒド化デキストラン及び無水コハク酸処理ポリリジンから構成されています。

高い機能性と多様な剤型選択

LYDEX®は、従来のフィブリン糊の約10倍の強い接着力と約9倍まで広がる高い柔軟性を兼ね備えており、さらに多様な剤型を選択できることから、癒着防止材だけでなく、多くの分野に応用できるこれまでにない新規の医療用接着剤です。

分解速度を任意にコントロール可能

LYDEX®は、in vitro試験において組成を選ぶことにより分解を1時間から2ヶ月以上までの期間で任意にコントロールできることが確認されています。そのため、必要期間中は接着力を発揮し、治癒後は分解して早期に体外へ排出することが可能となります。

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食品添加物を用いた新規医療用接着剤“LYDEX ®

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“LYDEX ®”の優れた特徴

参考論文

1. Novel biodegradable powder for preventing postoperative pleural adhesion. J Surg Res. 2013 Jan;179(1):e13-9. doi:10.1016/j.jss.2012.01.056. Epub 2012 Apr 1.
2. Novel biodegradable powder for preventing postoperative pleural adhesion. J Surg Res. 2013 Jan;179(1):e13-9. doi:10.1016/j.jss.2012.01.056. Epub 2012 Apr 1.
3. Prevention of retrosternal adhesion by novel biocompatible glue derived from food additives. J Thorac Cardiovasc Surg. 2013 Nov;146(5):1232-8. doi: 10.1016/j.jtcvs.2013.02.001. Epub 2013 Apr 10.
4. Novel powdered anti-adhesion material: preventing postoperative intra-abdominal adhesions in a rat model. Int J Med Sci. 2013;10(4):467-74. doi: 10.7150/ijms.5607. Epub 2013 Mar 5.

概要・基本情報(2014年10月現在)

所在地
〒612-8374 京都市伏見区治部町105
京都市成長産業創造センター(ACT)402号室
TEL:075-644-9886 FAX:075-644-9886
代表者名:特任教授 玄 丞烋