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京都大学 平尾プロジェクト サテライトラボ

事業分野

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低圧型水素貯蔵・水素発生システムの構築

概要

水素は燃焼による二酸化炭素排出量がゼロであるだけでなく、化学反応によるエネルギー変化を直接電力として取り出す燃料電池の発電源にも利用できる究極のクリーンエネルギーである。しかしながら、貯蔵や運搬には高圧な水素ボンベや重量負荷が大きい水素吸蔵合金が必要である。これらの課題を解決するために、我々は常温・常圧下、水中の無機材料にパルス波を照射するだけで、容易に水素を発生する革新的材料や軽量なセラミックスに水素を貯蔵できる新規な水素貯蔵材料の研究に取り組んでいる。

注目すべき技術等

TOF-SIMSを利用した材料分析

固体表面に一次イオンビームを照射すると、表面から二次イオンが放出される。この放出された二次イオンの質量を分析する手法をSIMS(Secondary Ion Mass Spectrometry)と呼ぶ。特にTOF-SIMSでは1×1012 [ions/cm2]以下の少ない照射量でイオンによって破壊される前の表面の分析を行うことができる。本装置による表面解析で、最適な機能を発現できる無機材料の設計に取り組んでいる。

フェムト秒レーザーを利用した水素発生

フェムト秒レーザーは、結晶の格子振動周期よりも狭いパルス幅を有しており、光エネルギーで分子結合を切断する事が可能で、金属やガラスの微細加工に用いられている。我々は本技術により活性化された無機材料で水を分解させる材料開発に取り組んでいる。将来的には再生可能エネルギーによる発電システムまで構築し、水電解よりも高効率な循環型水素発生システムの実現を目指している。

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レーザーシャワーによる水分解

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TOF-SIMS

概要・基本情報(2017年09月現在)

所在地
〒615-8510 京都市西京区京都大学桂 A3-120
URL:http://www1.kuic.kyoto-u.ac.jp/index.html
TEL:075-383-2409 FAX:075-383-2410
代表者名:京都大学 名誉教授 平尾 一之